茶道で茶室に花を飾る時には、その名前を知らないといけませんよね。
そして洋花や匂いのきつい花などは基本避けると。
上海の街中で、侘びを感じる茶味のある花を見つけると、写真を撮って名前を調べます。
先日見つけたのは、この花。いい感じです。
普段は、中国ではVPNを使わずつながる中国系の検索ツールを使ってます。
一番活用するのは、百度。
Google同様、写真でそのまま検索できます。
ですが、検索結果で出てくるのは当然ながら中国語です。
百度で検索するとこんな感じでした。
中国の検索では「藍花草」で確定のようです。
草の感じも同じ感じに見えますね。
今度は、この「藍花草」の学名を調べてみます。
朝のテレビ小説『らんまん』でも植物の学名を決める苦労が語られてますが、花を同定するには本当に学名が大切ですね。
藍花草:Ruellia simplex
ということのようなので、今度はこの学名の和名(日本語名)を調べます。
↓ ↓ ↓
ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)と出てきました。
(「植物の百科事典」サイトより)
メキシコ原産でキツネノマゴ科だそう。
でも、和名の別名で「紫伊勢花火」(ムラサキイセハナビ)とあるので、この名前ならどうでしょうか?
ちなみに、VPNを通して、Google先生にも写真検索で聞いてみました。
(Google写真検索)
これだと「ムラサキルエリア」が有力のよう。
ムラサキルエリア(学名:Ruellia tuberosa)
ヤナギバルイラソウと同じキツネノマゴ科の被子植物。原産地は中米。
ヤナギバルイラソウとムラサキルエリアの違いを調べてみたら、
「花の姿は似ていますが、ヤナギバルイラソウの葉っぱが細長いのに対して、ムラサキルエリアの葉っぱはやや太めという違いがあります」
とのこと。(GreenSnapサイトより:
https://greensnap.jp/category1/flower/botany/1061/growth)
葉が細長めだったので、ヤナギバルイラソウでしょうか。
さらにヤナギバルイラソウは…
「日本には沖縄経由で1970年代に持ち込まれ、暖地を中心に自生する帰化植物となりました。
繁殖力の高さと外来種であることから雑草として扱われ、現在は駆除対象の植物となっています」
だそう。なんと駆除対象の外来種だったとは…
いろいろ調べてみましたが、茶花にはいまいちのよう。
そんな感じで、苦戦しながら上海で茶花を探す旅は続きます…