中国で茶道のおけいこ

上海でのんびり日本茶道に励んでいます

中国語でツバキとサザンカは、両方「山茶花」

椿(ツバキ)や山茶花サザンカ)の季節ですね。

上海でもよく見かけます。(山茶花が多めの印象)

 

椿と山茶花ってよく似ていますが、その見分け方を下記記事から勉強。

主には3点で見分けるそうです。

https://lovegreen.net/gardentree/p67942/

 

椿(ツバキ):花が散る時に、花首から落ちる
山茶花サザンカ):花が散る時は、花びらが落ちる

 

椿(ツバキ)の開花時期:12月~4月
山茶花サザンカ)の開花時期:10月~12月

 

椿(ツバキ):花がやや筒状で立体的で厚みがある
山茶花サザンカ):花がツバキから比べて平面的で薄い

この平べったい感じは、山茶花ですね。

 

この椿と山茶花、中国語でどういうのかなと思って調べたら、

どちらも「山茶花」なんですね。

言い分けしていないよう。

どちらも山茶花科の山茶花属です。

そして、『本草綱目』にも登場し、葉は炒めて水で洗えば食用できると。

または蒸して乾かして、飲料にもなり、吐血、腹下しなどに効くと。

 

なぜ、日本では椿と山茶花が別々の漢字になったか調べてみると…

漢字表記の「山茶花」は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「さんざか」と言ったが、音位転換した現在の読みが定着した。

ウィキペディアより)

もともとは中国語でツバキの意味を指す「山茶花」の漢字にに、日本ではサザンカの意味を当て、ツバキには日本で独自に「椿」の漢字を当てたようです。

「椿」の字の音読みは「チン」で、椿山荘などの固有名詞に使われたりする。なお「椿」の原義はツバキとは無関係のセンダン科の植物チャンチン(香椿)であり、「つばき」は国訓、もしくは、偶然字形が一致した国字である。歴史的な背景として、日本では733年『出雲風土記』にすでに椿が用いられている。その他、多くの日本の古文献に出てくる。ツバキの古名はカタシである。

ウィキペディアより)

 

椿という漢字は、中国語では別の植物を指します

ラテン名で調べると、ニワウルシ(庭漆、樗、臭椿、学名: Ailanthus altissima)ですね。

全然ツバキじゃない!

植物の名前って、歴史があるし奥深いですよね。難し…