茶道をしていると、上海でもおいしいお菓子をいただけるのは、とてもうれしいことです。
お稽古で日本からのめずらしいお菓子をいただくことも多く、お菓子記録をしておきます。
「菜種の里」三英堂(島根県松江)
島根県松江市で作られている和菓子で、茶人としても名高い松江藩7代藩主松平治郷(不昧)によって考案された、いわゆる「不昧公御好み」の茶菓子の一つ。
『茶禅不昧公』には「春は菜種の里」と記載されていて、春の菜畑を蝶が飛びかう様を表現した打ち物の風味ゆかしいお茶席菓子。
不昧公引歌「寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けは とひかう蝶の 袖そかすそふ」
この春の季節にぴったり。蝶々の舞う様子が可憐で、一つずつ違う景色が広がるのもオツです。
そして、寒梅粉と砂糖のしっとりした甘みがなんともいえず上品。サイズもちょうどいいですよね。
SNSで美しすぎる和菓子として話題に。
伝統の寒天菓子「錦玉(きんぎょく)」を、山形のガラス作家さんの作品に感銘を受けた佐藤屋八代目が、ガラスの見た目を表現しようと生み出した一品だそう。
上から見た時と、横から見た時では広がる世界の印象が異なり、繊細で美しいお菓子でした。
個人的には『銀河鉄道の夜』をほうふつとさせ。
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「栗ようかん」紅梅堂(東京都吉祥寺)
コーヒー大福・かりんとう饅頭と伝統和菓子の老舗:吉祥寺 紅梅堂
紅梅堂さんのHPより:
小豆ようかんの中に栗を丸ごとぎっしりと入れました。
紅梅堂自慢のようかんに、栗を丸ごと、ぎっしりと入れました。上質な栗ならではの繊細な風味を損なわないよう、ひとつひとつ慎重に手作りしています。お土産としても最適、当店が自信を持っておすすめする和菓子の逸品です。
栗の風味が絶妙で、自然な甘さを感じました。重くない羊羹。
栗が満月のように入っています。
「真味糖」開運堂 (長野県松本)
開運堂さんのHPより…
大正中期に考案された鬼胡桃と蜂蜜などを用いた和風ヌガー。
断面の鬼胡桃が歌舞伎の隈取化粧に似ていると、「歌舞伎くるみ」の菓名で発売。一時は銀座歌舞伎座でも販売していました。
昭和初期に松本で開かれた茶会で茶席菓子に最適と、裏千家淡々斎宗匠より「真味糖」と命名していただきました。以来、信州を代表する格式ある銘菓として広く知られています。
風流人には黒砂糖を用いた「真味糖大島」があります。
テレビ番組でも取り上げられるほど「甘い」お菓子としても有名。
たしかにぎっしり甘いけど、やさしい味で、なるほど和風ヌガー!
お茶が欲しくなりますね。
松本城の和三盆もいただきました。お城を取り囲む華やかないろいろ。