中国で茶道のおけいこ

上海でのんびり日本茶道に励んでいます

第3回上海茶博会:会場レポート

上海で行われた「茶博会」に行ってきました!

上海で行われるのは、今年で3回目。

 

会場の様子

入場は無料。

ただし実名登録が必要で、外国人はパスポート登録です。

↓入口にはお茶の看板。

 各国の言葉で「茶」が書かれています。日本語の「お茶」も。

1号館は、様々なお茶いろいろ。

2号館は、茶器やお茶関連の物販。

 

会場全体の雰囲気はこんな感じでした。

↓動画レポート

youtube.com

 

まずは、1号館のお茶いろいろから

 

中国各地のお茶がいろいろ

パンダが目印なのは、四川のお茶ですね。

 

どこのブースも無料試飲があり、ぐるっと一周するだけでかなりいろいろなお茶が楽しめました。

 

こちらは福建省武夷山のお茶

1斤(500g):2200元(約45,000円)

これでも特売価格なんですよね。

お茶って、本当にピンキリで、上は本当に限りなく。

目利きじゃないと、判断つきませんね。

 

太平緑茶:500g・980元

 

ウーロン茶の「鴨尿香」

500g・800元

 

プーアル茶・麻黒古樹

500g・5800元

 

1940年代や1950年代の団茶。価値が出てます

こちらは1970年代、1980年代、1990年代。

 

コレクション価値もある高価な中国茶

会場の一角では茶葉のオークションも行われていました。

こちらはクローズドのイベント。

オークションの様子をちらっとのぞいたら、こんな感じ。

いったいいくらくらいのお茶が取り引きされてるのでしょうか?

 

プーアル茶の実演販売。昔ながらの手作り。

 

茶葉を圧縮して固める機械の会社も出店していました。

 

会場で見つけたすごい団茶(プーアル茶

 

今回よく見かけたのは、こうした1回分ずつをキャンディー方式でラッピングしているもの。

1回サイズだと便利ですよね。

こちらは「老白茶」。年代物の白茶。

1回サイズのかわいい包装。

 

こちらは白茶の団茶。

一塊で1880元と2280元。

 

今回すごく勢いを感じたのが「冰島」のお茶。

南省臨沧市勐庫鎮の冰島村のプーアル茶

あちこちにブースを見かけ、にぎわっていました。

やはり団茶ですね。

 

中国茶の名前って色々。

見てるだけで面白いですよね。「佛手」とか。

 

中国の紅茶も出ていました。

こちらはイギリスの紅茶。

イラン高原の花も。お湯に入れて飲むと体にいいのだとか。

 

菊茶茶もたくさん見かけました。

このブースで1杯いただきましたが、カモミール的な香り豊かなお茶でした。

 

あと、こちらも今回すごくよく見かけた「陳皮」

いわゆるミカンの皮を乾燥させたのですが、広東省江門市の新会が特産です。

お茶と一緒に飲むことが多く。

この新会の陳皮も、いいものは年代物ほど価値が上がるそうです。

 

小さなミカンの中にお茶が入っている「小青柑」

 

「虫茶」もありました!

でも、小さなころころで、どこに虫が?と聞いたら、

虫の排泄物、との答え。

体にすごくいいそうです。でも高いし、すごく飲みたくはない…ですね。

野生虫茶 500g・1500元

虫茶のこんな小さな袋入りで、3袋100元(約2000円)

 

神仙草のお茶

1杯いただきましたが、苦い!と思った後に、口の中に残る甘さ。

野生神仙草 500g・780元

 

ごぼうも。

不眠、便秘に効くそうです。

 

宋朝の茶菓子を販売するお店も。

カラフルな月餅。

 

2号館は茶器色々

中国茶の茶芸に必要なものいろいろです。

 

天目茶碗系統もありますね。

ただし、中国茶用の茶碗は手のひらサイズで日本の茶道茶碗としては小さいですね。

茶箱用の茶碗より小ぶりです。

↑油滴天目

↓木の葉天目

 

日本のお茶にもよさそうなサイズの茶碗も。

 

柴焼き。いい雰囲気です。

 

中国各地の窯元いろいろ

やはり存在感があるのは景徳鎮ですね。

茶器セット:6800元!

 

浙江省「龍泉窯」

美しいブルーの青磁が有名です。

 

福建省南平の「順昌窯」

台湾の窯元も出展

 

お茶関連の様々な物販

鉄瓶。電熱器とのセット販売ですね。

 

銀製品もありました。

銀瓶。ステキだけど、手入れが難しそう。

 

雲南の銅製品。

 

お香もありました

硯(すずり)

 

籠製品もいいですね

 

お湯の温度が測れる温度計付き魔法瓶。

アイディア商品ですね。

1999元(約4万円)、なかなかするなあ。

 

茶芸師の衣装用?

 

天然水のサーバーも。

お茶の周辺ビジネスって色々ありますね。

 

会場からのライブ配信&イベント

会場ではあちこちライブコマースが行われていました。

こういうのが売れるんでしょうかね。

みんな話術が達者です。照明もばっちり。

色々なイベントも行われていました。

行った時には茶畑のリゾート地の紹介がされていました。

 

第3回上海茶博会

China Tea Fair Shanghai

2023年8月24日~27日

上海世博展覧館H1、H2館

入場無料(本名登録必要)