中国で茶道のおけいこ

上海でのんびり日本茶道に励んでいます

杭州で中国茶と精進料理

杭州でお茶室にお邪魔しました。

中国茶の空間の奥に、落ち着いた日本式茶室。

茶室の左壁の奥には小さな瞑想室があるそうです!

水屋もすっきりステキです。

週末には日本茶道のお教室も開かれているそうなので、杭州にいらっしゃる方はぜひ。

 

杭州といえば、緑茶で有名な龍井(lóng jǐn、ロンジン)もあり、お茶の産地です。

中国の良質な発酵茶をいただく時に、実は日本の抹茶茶碗がいいんですよ、と。

淹れていただいたお茶はこんな感じ。地元の安吉で特別に作られたお茶だそうです。

最近はこだわり製法の中国茶が出始めていますね。

(そして値段を聞くと驚きます!)

 

段々と茶葉が開いていくのがよく見えました。

ふくふくと茶葉がひろがってゆき、いい香りがしてきます。

お茶の声を聴いてください、と言われました。

抹茶を飲むようにいただくと、不思議と茶葉は口に入らず、お茶がすっと喉に落ちてきました。

茶葉だけが最後に残りました。

茶葉の残る形で、その時の体調や心の状況も分かるのだとか。

 

その後には、地元の緑茶をいただきました。

 

食事には、動物性の物を一切使わない「素食」 [sù shí](精進料理)をごちそうに。感謝!

派手! フォアグラとお肉のような味のするキノコホイル焼き。

 

茄子のはさみ揚げの間に、なんとバナナが!
甘酸っぱいソースがよく合うんです。やみつきになる味でした。

 

デザートはさっぱり「冰粉」。黒蜜がよく合います。

 

お茶の新しい楽しみを知った杭州紀行でした。