中国で茶道のおけいこ

上海でのんびり日本茶道に励んでいます

西安紀行③:孟梓窯でお茶交流

耀州窯の作家で、陳炉窯の地域出身の孟樹鋒先生と、その息子さん・孟鳴先生の工作室「孟梓窯」にお邪魔しました。 唐代から始まり、宋代にかけて栄えた耀州窯。 民国時代まで窯場は稼働していましたが、その後伝統が途絶えます。 展示場ではそれを現代に再興…

西安紀行②:耀州窯のひとつ、陳炉窯の村に行きました

耀州窯博物館(銅川市)を見た後に、そこから車で山を登って耀州窯の窯場のひとつである「陳炉窯」に行ってきました。 思ったよりも山の広い範囲に、見える限り小さな窯場がいっぱい連なっていて、その規模の大きさにびっくり。 そういえば、耀州窯博物館の…

西安紀行①:耀州窯博物館

今年は、西安(昔の長安)で年越しをしました。 そして西安から少し足を延ばして、陝西省銅川市にある「耀州窯博物館」に行ってきました。 耀州窯とは? 唐代の作品 宋代の作品 金代以降 耀州窯博物館:基本情報 耀州窯とは? 中国陶磁史において有名な窯場…

師走のお稽古:且座の式

今年も残りわずかですね。 2023年度のお稽古納めをいたしました。 お稽古記録:2023年12月24日、クリスマスイブでしたね 且座の式 お稽古場で炉でも炭を使えるようになり、 炭点前のある且座の式を。 正客:お香をたく 次客:お花を活ける 三客:炭を入れる…

上海でクリスマス大茶会にお邪魔しました

お茶室とギャラリーが一体化したステキな「VoicA」。 クリスマスに大茶会があるとSNSで拝見し、お邪魔しました。 MatchA NIA:抹茶ニア いいですね 今回は、茶室やお茶会の流れが、初めて日本の茶道に増える人にも分かりやすく、各所に日本語・中国語・英語…

中国語でツバキとサザンカは、両方「山茶花」

椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)の季節ですね。 上海でもよく見かけます。(山茶花が多めの印象) 椿と山茶花ってよく似ていますが、その見分け方を下記記事から勉強。 主には3点で見分けるそうです。 https://lovegreen.net/gardentree/p67942/ ① 椿(ツ…

師走のお稽古

なんだか師走に入ると、バタバタとあわただしいですね。 そんな時こそ、心を落ち着かせてお茶一服で。 掛軸:無事是貴人 お稽古記録: 2024年12月16日(土) ◆濃茶付き花月 ◆雪月花の式: 7人で花月。雪:お菓子、月:お茶、花:お点前 誰かが雪月花をコン…

茶人のたしなみとしての能のお稽古

世の中には習い事は数多くありますが、能の小鼓や謡を学ぶという選択肢があるとは! お茶の同じ社中の方が小鼓の発表会があるとうかがい、一時帰国中にお邪魔しました。 青山の一等地に在る能楽堂で。 前を通ったことがあっても、中に入ったのは初めてです。…

川崎大師でのお茶会に、猫の手で参加

12月の週末、快晴の川崎大師にて。 川崎大師と言えば、弘法大師様ですね。 そして北の湖の像も! 青年部の席は、立礼でクリスマスの飾りつけ。 茶杓がきらきら夜空のような塗り。 床の間もすっかり冬景色。 お茶は星野園の「星峰」 ステキな名前です。 雪の…

裏千家の北京道場でクリスマス茶会があるそう

2023年12月23日(土) 全3席 日本語と中国語で解説の回と、中国語のみでの解説の回があるよう。 1名180元、16歳以下半額 一般からの参加者も募集中とのこと。 クリスマスの仕立てを見たいなあと思うけれど、北京は近いようで遠いなあと。

慈緑庵で行われた「月花会」の茶会

一時帰国中に大和市の慈緑庵で行われたお茶会のお手伝いに行ってきました。 中央林間駅から歩いていける立地のよさに関わらず、自然に囲まれていて落ち着いた空間です。 11月の終わり、庭の木々が赤や黄色に色づき、しっとりいい雰囲気。 お客様のお迎え準備…

先月(11月)に、上海で表千家のお稽古場見学

先月、上海で表千家のお稽古場にお邪魔しました。 茶城の最上階にある「日本文化体験館」 茶道具屋さんの奥がお茶室。 お茶道具が壁一面にあり、お稽古でも様々なお道具が出てくる贅沢な環境。 茶室は8畳で炉も切られ、落ち着いた空間。 屋上の外にはお庭ス…

霜月のお稽古記録

といってるうちに、もう師走ですが… お花も秋ですね 軸「佛を敬い 人を愛す」 【お稽古記録】 2023年 ◆11月6日 台天目 ◆11月11日 香月花月 香銘「明月」と「秋風」 ◆11月15日 台目切 濃茶 (お茶会に向けての練習) 11月は炉開きに始まり、たっぷりお稽古で…

「NHKアカデミア」公開収録:講師・大宗匠 オンライン参加者募集中!

「NHKアカデミア」公開収録:誰もがあこがれる各界のトップランナーたちが講師となり“今こそ共有したい”をテーマに語りつくす講座番組「NHKアカデミア」。 第29回・千玄室さん(裏千家前家元)のオンライン講座の参加者を募集中! 下記、NHKホームペ…

霜月のお稽古:炉開き

11月になると、炉の季節ですね。 炉開きでお汁粉をいただきました。 温かい甘さがしみる季節になりましたね。 掛け軸は「佛を敬い人を愛す」 お稽古記録: 2023年11月1日 炉開き 濃茶の平点前 2023年11月6日 台天目点前 「横浜小まんじゅう」根岸線や横浜線…

蘇州本色美術館で中国茶会講座があると見て…

普段、小紅書(RED)という中国のSNSでお茶関連の情報を見ていることが多いのですが、おすすめで「蘇州本色美術館」の公式アカウントで、中国茶の茶会講座のお知らせがありました。 素敵なポスター 内容を見たら、こんな感じでした 11月21日(火曜日)10:00-…

宋代の茶をイメージしたお茶空間

1カ月ほど前に上海で新しく「宋代のお茶」をテーマに、中国茶の空間がオープンしたと聞き、お邪魔しました。 入口に面した出窓の飾りつけにセンスを感じます。 2階建ての店内は、ぜいたくな空間使用。 中国式の茶室がいくつもあり、それぞれにきれいな花が…

上海少林文化中心で南山流のお茶を見学

上海少林文化中心に行ってきました。 フランス租界時代の建物が残る雰囲気のある住宅群。 今はあちこち改修工事が行われているようす。 上海少林文化中心 上海市長寧区安化路200弄17号 韓国のお茶の先生やお弟子さんたちと一緒に、お茶室見学。 宋代のお茶を…

神無月のお稽古 五行棚

お稽古記録: 2023年10月29日 五行棚・中置 水指は細水指で。 蓋置と柄杓は五行棚の板の上に。 棚だけど、湯返しはなし。 お菓子は一六タルト、上海・四葉の柿ゼリー、温州みかん 上海の和菓子店・四葉の仕事は細かいですね。 ハロウィンのかぼちゃ練り切り…

上海の西林禅寺で行われた「西林雅集」で南山流茶道

上海の松江区にある禅寺・西林禅寺で、音楽と茶道のイベントがあるとのことで見に行ってきました。 イベントタイトルは、「西林雅集」 ステージの上には、茶室空間も? 現代音楽と仏教音楽をミックスした演奏。 髭の方の歌声が、よく響いてました。 ↓音楽は…

神無月のお稽古

2023年10月25日(水)お稽古記録 中置 細水指を使用 掛け軸は「(秋聲)満萬里」 お菓子は、スターバックス月餅 中からコーヒー餡がとろっと。 日曜日のイベントで使ったお道具を、床の間で乾かし中。 ランキング参加中茶道

「日中平和友好条約締結45周年」を祝して上海でお茶会

日中平和友好条約締結45周年を祝して 日本国駐上海総領事館と裏千家淡交会 上海和敬会によるお茶会が開催されました。 2023年10月22日(日) 日本国駐上海総領事館にて 領事館の公式アカウントで申し込み抽選で当たった一般来場者と、上海和敬会会員のおよそ…

大和市の「慈緑庵」見学

日本に一時帰国中に、お茶室見学へ。 11月に先生のご家族が席を持たれるという大和市の「慈緑庵」へ。 緑豊かな公園の中に、書院と茶室の2棟があります。 まずは離れの茶室から見学。とても落ち着いた自然の中の茶室です。 待合も趣があり。 茶室は台目切。…

川崎大師で江戸千家をお見かけし

週末に川崎大師に行ったら、ちょうど江戸千家(川上不白)の御供茶式が行われる日でした。 残念ながら、行った時間がちょっと遅く。 もう少し早くいけば、柵越しにチラ見できたかなあ。 呈茶席を少し見学。(こちらもほとんど最後で、残念) やはりお茶の行…

今年の月見もこれで最後かな

中秋節を過ぎたら、すっかり秋めいて涼しくなりましたね。 満月にウサギの主菓子に、ウサギ尽くめのお茶碗たち。 ランキング参加中茶道

日本帰国中のお稽古:台目切炉濃茶

「月兔豈棲影」芳賀幸四郎・筆 中秋名月の季節の掛け軸ですね。 豊島屋の干菓子 日本帰国中に、先生のご自宅でのお稽古です。 お稽古記録: 2023年10月6日 台目切炉濃茶 台目畳で炉が切ってある場合のお点前。外に切ってある「出炉(でろ)」の形で練習。 位…

中秋節快楽!金木犀が満開です

中秋節&国慶節快楽!! 昨日が中秋節、明日が国旗節と今年は連休で連続してにぎやかですね。 町ではキンモクセイが満開になって、木の下を歩くといい香りがします。 金木犀(キンモクセイ)は、中国語で桂花[guì huā ]です。 街の金木犀を撮影してみました…

上海でも彼岸花が咲いています

上海でも街角に彼岸花を見かける季節になりました。 場所によっては群生するんですよね。 中国語では、「石蒜」shísuàn でも、「彼岸花」や「曼殊沙華」も通じるようです。 町の花もすっかり秋めいてきましたね。 お茶室に併設されたギャラリー「VoicA」の「…

京都之家 in上海

上海の北外灘「BFC外灘金融中心」にある「京都之家」に行ってきました。 現在は、「乗物遊心」展中。 京都府による第44回 京焼・清水焼展も同時開催。 伊藤龍也氏のお茶碗、宇宙のようでステキだなと。(6600元) 和のワインクーラーとワイングラス、いいで…

お茶一服 in上海

ギャラリー兼お茶室に遊びにうかがい、 お茶をごちそうになりました。 ここのところ締め切りに追われて家こもりが多かったのですが、 こうした時間はほっと落ち着きますね。茶縁に感謝です。 お茶菓子で、亀屋良長の「烏羽玉」(ぬばたま)をいただきました…